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南山大学社会倫理研究所2017年度第1回懇話会
2017年04月10日
2017年度第1回懇話会(「いのちの支援」研究プロジェクト)開催のお知らせ
下記の通り懇話会を開催致しますので、ご案内申し上げます。 どなたでも参加は自由(無料)です。 出席されます場合は、事前に受付フォームまたはメールによりご連絡いただけると幸いです。(当日参加でも結構です。)
日時 | 2017年4月22日(土) 14:00~17:30(13:30開場) | ポスターを見る |
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場所 | 南山大学 R棟5階 R52教室 アクセスについてはこちらをご利用下さい。 |
演題 | 共依存者は不幸なのか | |
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報告者 | 小西真理子(こにし・まりこ)(日本学術振興会・国際基督教大学 特別研究員PD) | |
趣旨 | 「共依存」とは、人間関係に対する嗜癖/嗜癖的な関係性である。これまで、共依存者をその苦しみから解放するために、さまざまな回復理論と実践が構築されてきた。しかし、その概念・理論史を検証すれば、それらの回復理論が次第に、現代的な規範にそった人間としての回復を目的とするようになり、その倫理観にそぐわない者を否定する側面を持つようになったことが分かる。本報告では、共依存の肯定的側面にも光を当てたうえで、共依存のさまざまな両義性を指摘し、共依存者の生き方や幸福値の評価し難さについて論じる。そのうえで現代の共依存者が今より少し楽になるための方法について考察する。 | |
コメンテータ | 稲村 厚(いなむら・あつし)(認定NPO法人ワンデーポート理事長・司法書士) | |
司会・コーディネータ | 森山花鈴(もりやま・かりん)(南山大学社会倫理研究所第一種研究所員/法学部講師) |
報告者紹介 | |
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小西真理子 | |
《略歴》 | 2014年立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了。博士(学術)(立命館大学)。2014年4月より日本学術振興会特別研究員PD。 |
《専門領域》 | 倫理学 |
《主要著書》 |
「ケアの倫理に内在する自立主義――相互依存・依存・共依存の検討を通じて――」、『倫理学年報』、日本倫理学会、vol.65、pp.265-278、 2016年 |
稲村 厚 | |
《略歴》 |
1959年生まれ。日本大学法学部卒業。南山大学人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了。1988年司法書士試験合格。川崎市多摩区にて開業。1997年全国青年司法書士協議会会長。日本司法書士会連合会理事、神奈川県司法書士会専務理事を歴任。現在、NPO法人ワンデーポート理事長。NPO法人リカバリーサポートネットワーク理事。NPO法人消費者機構日本監事。精神保健福祉センター等において家族教室講師、個別相談を担当。 |
《主要著書》 |
「ギャンブル依存と生きる」彩流社、2016年 |
主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 Tel: (052)832-3111(内線3413,3414) Fax: (052)832-3703 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本研究所主催懇話会では、記録のために写真撮影と録音を行なっております。 |