研究活動 定例研究会
2012年度 第2回定例研究会
| 日程 | 2012年10月31日(水)18:30-20:00 | 
| 会場 | 南山大学 名古屋キャンパス D棟D41教室 | 
| 発表者 | 丹羽 牧代氏 (南山大学短期大学部英語科教授) | 
| タイトル | 社会言語学における「人間関係の中の言語使用」へのまなざし ~ Welfare Linguistics Rising ~ | 
| 内容等 | 社会言語学はもともと社会の中での言語使用のあり方を探求する研究であり、人と人の関係は社会を離れては考え難いことから、当然「人と人との関係の中での言語使用のあり方」を問う研究へと繋がるのも不思議ではない。もっとも、抽出された言語材料を研究対象とする従来の研究は、やはり言語学のための言語学の域を出ない面があった。しかし、ここ数年来、Welfare Linguisticsと呼ばれるようになった潮流がある。人と人との関係の場にある、生のままのことばのやり取りを出発点として、その場のことばの運用方法の輪郭・規則性などを分析するのだが、大きな特徴はその分析による知見を「現場」に還元しようという指向性を持つことである。その潮流および、その先端を具体的研究とともに紹介したい。 | 


