意見の相違、不一致は、日常生活の中でよく起こる問題です。実際、我々はグループの中で、組織の中で、あるいは他者と、葛藤を解決するために多くの時間を使っています。“Managing Conflict”プログラムは、対立を引き起こす問題を深く理解し、逆に対立を効果的に活用すること、そして第三者として介入する者が、葛藤を抱える当事者同士の相互理解を促し、支援する技術を学ぶことを目的とした研修でした。このたびの研究会では、“Managing Conflict”プログラムの流れを紹介しながら、葛藤を建設的に捉え、それを積極的に生かす活動や支援を、プログラムとして日本で発展させることの可能性について、参加者の皆さんと話し合うことができれば幸いです。