ラボラトリー方式の体験学習の実践を行なう際、ファシリテーターが大切にしていることの一つに、『学習者中心の教育』という側面があります。しかし、体験学習の主人公である学習者本人が、自らの成長に関心を向けにくい時や自分への諦めを感じてしまっている場合、学習者を中心とした学習場面の実現には大きな困難を伴います。 本報告では、このような現場で体験学習の課題に『ハンドベル演奏活動』を取り入れた実践をご紹介すると共に、皆様にもそのトレーニングの一部を体験して頂こうと考えています。限られた時間での実習体験となりますが、この体験を通して、ハンドベル演奏活動が持つ可能性をご一緒にお考え頂ければ幸いです。