公開講演会
2009年度 秋の公開講演会
演題 | 今見なおしを |
講師 | 佐藤 初女 氏 (「森のイスキア」主宰) |
日程 | 2009年9月19日(土)10時30分~12時30分 |
会場 | 南山大学 名古屋キャンパス D棟DB1教室 |
チラシ | |
参加費 | 無料 |
概要 | 日本にとって、大きな転換点となった第2次世界大戦。その敗戦後、あっという間に65年が経過しています。ふり返ってみると、ここにいたるまでの生活が、私達に大きな変化と課題をもたらしているのではないでしょうか。 戦時中は「勝つまでは」「勝つまでは」のかたい決心のもとに、すべてに忍耐し倹約してわが身をかえりみず必勝を祈りましたが、敗戦にいたりました このあと、今まで閉ざされていた心は自由になり、欧米からあらゆる文化が流れるように入ってきました。不自由をしのんできた私達には、聴くこと、見るもの、すべて新しく、しかもよいものとして映ったのです。この状況を鵜のみに取り入れた人、それとは反対に、従来から伝わってきたものと照らし合わせ、自分の判断によって道を選んだ人、とふた通りありました。そのお答もいま出ているように思います。 簡単に簡単にと、面倒なことをといっているうちに、合理化された生活が忽ち広がり、果ては地球を汚染し破壊にいたっています。 また身近な問題として気づいている、能力形成を主とした教育の結果も明らかにされています。能力もさることながら、人としてどう生きるかの視線に、立ち返ることが大切と思うのです。 小さいと思われる私達ですが、一人の意識の改革によって、大きなことになることを信じて、すすみたいと思います。 |
講師プロフィール | 1921年青森市生まれ。小学校の教員を勤めたのち、ガールスカウト団体の代表、弘前学院短期大学家庭科で染色非常勤講師を15年間続ける。一方、老人ホーム訪問などのボランティア活動が母体となって「大自然の中に、心病める人の憩いの場をつくりたい」という願いを実現させ、1992年岩木山麓に『森のイスキア』を設立、奉仕活動を行う。1995年龍村仁監督のドキュメンタリー映画「地球交響曲第2番」に出演。全国的に講演活動を続けている。 【主な活動】森のイスキア主宰、青森明の星高等学校同窓会会長、社会福祉法人 藤聖母園弘前大清水ホーム後援会会長、ガールスカウト日本連盟顧問 【受賞歴】ミキ女性大賞、国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、弘前シルバー卍賞、第48回東奥賞 【著書】「朝一番のおいしいにおい」、「今、ここが天国」、「こころ咲かせて」、「初女お母さんの愛の贈りもの」、「いまを生きる言葉『森のイスキア』より」、「おむすびの祈り『森のイスキア』歳時記」、「初女さんのおむすび」、「いまを生きることば『森のイスキア』より」、「初女さんからお母さんへ生命(いのち)のメッセージ」 |