公開講演会
2007年度 春の公開講演会
演題 | 教育におけるスピリチュアリティー自我を育てる・自我から離れるー |
講師 | 西平 直氏(東京大学大学院教育学研究科准教授) 大下 大圓氏(高野山大学スピリチュアルケア学科客員教授飛騨千光寺住職) |
日程 | 2007年5月24日(木)午後6時30分~8時30分 |
会場 | 南山大学D棟 |
チラシ | |
参加費 | 無料 |
概要 | 教育をめぐる深刻な困難。虐待、いじめ、引きこもり。混迷はますます深まるばかり。もはや小手先の対処療法では間に合わない。問題の根底はどこなのか。何をこそ大切にすべきなのか。 教育とは子育て(次世代育成)である。と同時に子どもにとっても大人にとっても自分作り(自我形成・自己実現)の機会である。この「自分(自我)」が鍵ではないか。自分を大切にすること。同じだけ、自我から離れること。その両方が大切になる。自分に執着しない、と同時に、自分を大切にすることもできる。その自在の妙こそ、スピリチュアリティの働く姿ではあるまいか。 |
講師プロフィール | 西平 直(にしひら ただし)氏 甲府市生まれ。専門は、教育人間学・宗教心理学。 哲学にも心理学にも教育学にも飽き足らず、キリスト教や仏教思想に惹かれ神秘思想からも学びながら、人生の不思議を感じています。著書に『エリクソンの人間学』(東京大学出版会、1993年)、『魂のライフサイクル-ユング・ ウィルバー・シュタイナー』(東京大学出版会、1997年)、 『魂のアイデンティティ-心をめぐるある遍歴』(金子書房、1998年)、『シュタイナー入門』(講談社現代新書、1999年)、『教育人間学のために』(東京大学出版会、2005年)など。 なお、2007年9月より京都大学大学院教育学研究科教授。 大下 大圓(おおした だいえん)氏 飛騨千光寺住職、高桑内科クリニック・スピリチュアルケアワーカー。 12歳で千光寺へ入門、高野山で修学、修行後スリランカへ留学。 「いのち」の学習会「ビハーラ飛騨」を主宰。千光寺に自由な心の道場 を開設して、心の相談やカウンセリング、研修などを展開中。現在、 日本ホスピス在宅ケア研究会理事、同スピリチュアルケア部会長、 日本スピリチュアルケアワーカー協会副会長、地球人ネットワーク 飛騨代表、岐阜県音楽療法士など。著書に『癒し癒されるスピリチュ アルケア 医療・福祉・教育に活かす仏教の心』(医学書院、2005年) |