公開講演会
2007年度 秋の公開講演会
演題 | グループダイナミクス研究の実践的展開ー人間関係を基盤とした自己実現をめざしてー |
講師 | デービッド・W・ジョンソン氏 (ミネソタ大学教授 ミネソタ大学協同学習センター長) |
日程 | 2007年9月12日(水)午後6時~8時 |
会場 | 南山大学D棟 |
チラシ | |
参加費 | 無料 |
概要 | 学校でも会社でも、人は周囲の人たちとさまざまな関係を作りながら、 自らの課題に取り組んでいますが、このとき、自らの課題遂行に相手 の存在がプラスになる場合とマイナスになる場合があります。そして、 互いに自らの課題遂行にプラスの存在であるような関係を作ることは、 課題に即した生産性の向上だけでなく、心理的に健康な状態を維持し、 より良い対人関係の発展にも役立ちます。協同学習というのは、学習場面においてそのような人間関係をつくるための理論と技法です。 今回の講演では、クルト・レビンを源泉とするグループダイナミクス研究の中でも、特に、Social Interdependence Theory(社会的相互依存性理論) と呼ばれる理論に基づく協同学習がどのように構想され、実践的展開を してきたのかを解説していただく予定です。 |
講師プロフィール | 米国インディアナ州生まれ。コロンビア大学で博士号を得た後、 ミネソタ大学で長年、人間関係論および小集団学習の分野で、さまざま な対人的紛争解決の方途を探り、よりよい人間関係づくりを目指す研究に 尽力。過去35年間の経歴の中には、マネージメント研修、ティーム・ビルディング、民族関係問題、葛藤解決、対人スキルトレーニングなどを学校 や企業へと提供する、組織コンサルタントとしての活動も含まれている。現在 は、同大学教授ならびに協同学習センターを中心として、実兄のロジャー・ ジョンソン教授とともに協同学習のインストラクター養成や教員向けワー クショップなどで活躍。企業内の人間関係コンサルティングのために、 Tグループのトレーナーとして来日されたこともある。著書としては、邦訳 されている『学習の輪』(二瓶社)や『学生参加型の大学授業』(玉川大学 出版)の他に、大学テキストとして版を重ねている 『Reaching Out: Interpersonal Effectiveness and Self-Actualization』や『Joining Together: Group Theory and Group Skills』など、R.ジョンソン氏との 共著を含む40冊以上が公刊されている。 |