公開講演会
2019年度 第1回公開講演会
演題 | なぜ戦争は伝わりやすく、平和は伝わりにくいのか |
講師 | 伊藤 剛氏(株式会社アソボット 代表取締役) |
日程 | 2019年5月13日(月)18:00~20:00 |
会場 | 南山大学D棟5階 D51教室 |
チラシ | |
定員 | 70名 |
参加費 | 無料 |
申込フォーム | Webからのお申し込み受付は終了しました。 |
概要 | もしも、目の前に「戦争」と「平和」と書かれた2つのカードが並べられたとして、「どちらを選びますか?」と問われたら、きっと多くの人が「平和」のカードを選ぶのではないでしょうか。にもかかわらず、世の中から「戦争」がなくなったことはありません。平和学や国際政治の観点からはきっと「論理的」な考察ができるのだと思いますが、「情緒的」な側面での戦争と平和についてはあまり語られることがありません。しかし、それはとても重要なはずです。なぜなら、戦争の開始はたいてい政治的理由ですが、それを拡大させていくのは私たち民衆心理の影響が大きいからです。きっとそこには小難しい政治的な判断はなく、もっとシンプルに、もっとエモーショナルに、戦争を支持していってしまうのではないでしょうか。 なぜ戦争は伝わりやすく、なぜ平和は伝わりにくいのか。そんな「コミュニケーションの視点」から今回は改めて考えてみたいと思います。 |
講師プロフィール | 明治大学法学部を卒業後、外資系広告代理店を経て、2001年にデザイン・コンサルティング会社「asobot(アソボット)」を設立。主な仕事として、2004年にジャーナル・タブロイド誌「GENERATION TIMES」を創刊。2006年にはNPO法人「シブヤ大学」を設立し、グッドデザイン賞2007(新領域デザイン部門)を受賞する。また、東京外国語大学・大学院総合国際学研究科の「平和構築・紛争予防専修コース」では、広報・PR等のコミュニケーション戦略の視点から平和構築を考えるカリキュラム「ピース・コミュニケーション」を提唱している。 主な著書に『なぜ戦争は伝わりやすく 平和は伝わりにくいのか』(光文社)、これまで企画、編集した書籍に『被災地デイズ』(弘文堂)、『earth code ー46億年のプロローグ』『survival ism ー70億人の生存意志』(いずれもダイヤモンド社)がある。 |