研究活動 過去の活動報告
第3回三大学シンポジウム 「オセアニアの物質文化・民族造形――通称今泉コレクションを中心に」
2014年03月25日
[日時]2014年3月25日(土)、13:30~17:30
[会場]南山大学名古屋キャンパスR棟R31教室
[講師]後藤 明(南山大学)、 如法寺 慶大(南山大学)、竹尾 美里(中京大学)、高橋 龍三郎(早稲田大学)、 吉田 裕彦(天理参考館)、中門 亮太(早稲田大学)、早坂 文吉(天理参考館)
[主催]南山大学人類学博物館
[共催]南山大学人類学研究所
[プログラム]
1000-1005 趣旨説明:黒沢 浩(南山大学)
1005-1100 後藤 明(南山大学)
「基調講演 オセアニアの物質文化―南山大学人類学博物館と沖縄海洋文化館のカヌー資料を中心に」
1100-1110 休憩
1110-1140 如法寺 慶大(南山大学)
「報告1 パラオ共和国の伝統的カヌーを追う―沖縄海洋博公園海洋文化館所蔵資料・コトラオルを事例に―」
1140-1210 竹尾 美里(中京大学)
「報告2 フィジーの棍棒について」
1210-1300 昼休み
1300-1330 高橋 龍三郎(早稲田大学)
「報告3 イアツムル族の移動戦略と社会」
1330-1400 吉田 裕彦(天理参考館)
「報告4 実用品ではない財貨としての石斧」
1400-1430 中門 亮太(早稲田大学)
「報告5 民族誌・民族資料から見た土器の用途・分布論」
1430-1500 早坂 文吉(天理参考館)
「報告6 板根を利用した民族造形」
1500-1530 休憩/博物館見学
1530-1545 質疑応答:進行 黒沢 浩(南山大学)
1545-1700 討議:進行 黒沢 浩(南山大学)
[報告]
2009年に故今泉隆平氏収集のオセアニア民族造形資料が、もとの所蔵者である埼玉県鶴ヶ島市より、天理大学、早稲田大学、そして本学に寄贈された。3大学では、これを機にオセアニアの物質文化に関する研究を深めるため、過去2年にわたって各大学でシンポジウムを開催し、議論の場を作ってきた。今年度は、南山大学にてそれを開催するものである。 今回は、3大学を一巡した最後にあたるため、ある意味で総括的な議論を期待しながら、タイトルも「オセアニアの物質文化・民族造形」としてみた。通称今泉コレクションから垣間見えるオセアニアの物質文化は非常に多様性に富んでいる。われわれはそうした多様性の中から文化や社会の動向を読み取る方法論を模索しなければならない。 本シンポジウムはその一助となることを目的に開催された。
報告の様子 | 報告の様子 | 報告の様子 |