研究活動 活動報告
第4回公開講演会「中国における観光産業の発展とシルクロードの観光振興(「現代中国における観光開発と社会変動」シリーズNo.1)」
2020年12月12日
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第4回公開講演会「中国における観光産業の発展とシルクロードの観光振興(「現代中国における観光開発と社会変動」シリーズ)」
日 時:2020年12月12日(土)、14:00 ~ 15:30
会 場:Zoom Webniar
主 催:南山大学人類学研究所
プログラム:14:00~14:05 趣旨説明(張玉玲:南山大学・教授)
14:05~15:15 講演「中国における観光産業の発展とシルクロードの観光振興」兪嶸(静岡文化芸術大学・准教授)
15:15~15:30 質疑応答
(司会:宮脇千絵:南山大学・准教授)
参加登録:ご参加いただくには事前登録が必要です。ご参加される方は、下記よりお申込みください(締切:12 月12 日12 時)
https://regist.nanzan-u.ac.jp/regform/regist/jinruiken_reception/4th1212
趣 旨:
2000年以降、中国政府による観光産業の本格的進展に伴い、各種の有形・無形文化が観光資源として発掘・復興・創造されていった。これによって、農村部と都市部がともに凄まじい経済的、社会的、文化的変動を見せてきた。本シリーズでは、現代中国の観光振興という文脈において、各種の歴史や文化が「資源」として動員されていく過程を捉えていく。
今回は、静岡文化芸術大学の兪嶸氏に経済学の視点から、中国の観光産業について講演をしていただく。
具体的には、インバウンド、アウトバウンド及び中国人の国内旅行の三つの角度から中国の観光産業の発展を概観した上で、2014年に世界遺産に登録された古くからの東西文明交流の道「シルクロード」に注目し、沿線地域の観光振興の実態を捉える。
報 告:
2020年12月12日(土)14:00~15:30、静岡文化芸術大学兪嶸氏をお招きし、Zoomによる講演会「中国における観光産業の発展とシルクロードの観光振興」が開催された。企画講演会シリーズ「現代中国における観光開発と社会変動」の第一回目となる今回の講演では、兪嶸氏に、経済学の視点から中国の観光産業について、具体的には、インバウンド、アウトバウンド及び中国人の国内旅行の三つの角度からその発展を概観した上で、2014年に世界遺産に登録された古くからの東西文明交流の道「シルクロード」の沿線地域の観光振興の実態について紹介していただいた。「現代中国における観光開発と社会変動」シリーズでは、2000年以降中国政府による本格的観光振興の下で、各地域の歴史・文化が観光資源として動員されていく過程における社会的変動の諸相をとらえることを目的としており、今回の講演からはその全体像をつかむための重要な手掛かりを得ることができた。
尚、講演には、南山大学の教職員、学生に、学外の研究者、学生計25名が参加者された。(張玉玲)