研究活動 活動報告
第7回公開講演会「現代中国における古村鎮の「再発見」と「再創出」--ノスタルジアの顕在化(「現代中国における観光開発と社会変動」シリーズNo.3)」
2021年03月21日
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現代中国における古村鎮の「再発見」と「再創出」--ノスタルジアの顕在化(「現代中国における観光開発と社会変動」シリーズNo.3)
日 時:2021年3月21日(日)、13:30 ~ 15:00
会 場:Zoom Webinar
主 催:南山大学人類学研究所
講 師:周星(神奈川大学国際日本学部/日本常民文化研究所・教授)
使用言語:日本語
プログラム:
13:30~13:35 趣旨説明(張玉玲:南山大学・教授)
13:35~14:50 講演「現代中国における古村鎮の「再発見」と「再創出」--ノスタルジアの顕在化」
周星(神奈川大学国際日本学部/日本常民文化研究所・教授)
14:50~15:00 質疑応答
(司会:宮脇千絵:南山大学・准教授)
参加登録:
ご参加いただくには事前登録が必要です。ご参加される方は、下記よりお申込みください(締切:3月21 日15 時)
https://regist.nanzan-u.ac.jp/regform/regist/jinruiken_reception/7th0321
*登録後、自動返信されるメールにZoom Webinar登録のリンクを掲載しています。そこからご登録、ご参加ください。
趣 旨:
本講演では、「中国歴史名村」、「中国歴史名鎮」および「中国伝統村落」の文化遺産化プロセスを把握した上で、現代中国社会におけるノスタルジア情緒やその顕在化を論じながら、その延長線上にある「古村・古鎮游」や「農家楽」の観光形態を明らかにします。
報 告:
人類学研究所第7回公開講演会(「現代中国の観光開発と社会変動」シリーズ三回目)「現代中国における古村鎮の「再発見」と「再創出」-ノスタルジアの顕在化」は、2021年3月21日(日)13:30~15:00にウェビナーにて行われた。
大規模な都市化と経済発展がもたらした急激な社会変化と将来の不透明さへの焦慮・不安から「美化された」過去に「桃源郷」的癒しと心のより所を求めようとする都市住民の希求(「ノスタルジア」)と、都市開発によって失われた歴史、伝統的建築物・景観を文化遺産として保護すべく一連の保護、復興政策を打ち出した中央政府、そして地域の経済発展とブランドづくりを狙う地方政府の思惑が一致したところで、中国各地で「古村鎮」(古い街並み)が次から次と「発見」され、作り出されていく経緯、現状と問題点などについて、神奈川大学国際日本学部教授周星先生にお話をいただいた。
28名の方々にご参加いただき、講演後に興味深いコメント・質問が寄せられた。(張 玉玲)