研究活動 活動報告
第2回公開シンポジウム「後藤明先生の研究の歩みと四人の巨人」(後藤明教授退職記念)
2023年03月11日
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第2回公開シンポジウム「後藤明先生の研究の歩みと四人の巨人」(後藤明教授退職記念)
日 時:2023年3月11日(土)、13:30 ~ 17:30
会 場:南山大学Q棟104教室 および オンライン(Zoom)
主 催:人類学研究所
共 催:人文学部人類文化学科、人間文化研究科人類学専攻、中部人類学談話会
プログラム:
・「挨拶・趣旨説明」渡部森哉(南山大学人類学研究所)
・「学問上の四人の「巨人」」後藤明(南山大学人文学部人類文化学科/人類学研究所)
・「北方研究の立場から」大西秀之(同志社女子大学)
・「物質文化研究の立場から」角南聡一郎(神奈川大学)
・「オセアニア考古学の立場から」石村智(東京文化財研究所)
・討論
・ご参加いただくには対面・オンラインともに事前登録が必要です。下記QRコードまたはURLよりお申し込みください。締切:3月11日、17:00
・会場の都合上、対面参加者は上限を100名とさせていただきます。
・ご登録後に自動返信されるメールにZoomの情報があります。オンライン参加の方は当日そちらからZoomにアクセスしてください。
・ご登録後に対面参加からオンライン参加に変更していただいても構いません。またその際、ご連絡は必要ありません。
https://app.nanzan.ac.jp/regform/regist/univ/jinruikenreception/jinruiken230311 |
趣 旨:
後藤明先生に影響を与えた4人の研究者(渡辺仁、大林太良、篠遠喜彦、遠藤庄治)の業績を整理し、後藤先生の学問的位置づけ、研究の歩みを振り返り、その意義を確認する。
報 告:
本シンポジウムは2023年3月末で南山大学を退職される後藤明先生の記念シンポジウムであった。通常の最終講義とは異なり、後藤先生の基調講演の後に、関連する3つの講演が続き、最後に討論の時間が設定された対話型のシンポジウムであった。本シンポジウムの4名の登壇者に共通するのは、考古学から出発して、その後人類学など隣接分野の専門家となったということである。
はじめに後藤先生が、自身の研究に多大な影響を与えた4名の研究者を取り上げ、その研究内容、および後藤先生との関わり、影響について説明した。いずれも故人となられているが、その研究が後の研究者にどのように受け継がれているかが分かる内容であった。
大西先生の講演では、北方研究の立場から、渡辺仁、大林太良の研究の位置づけについて説明された。特に南方研究との比較に焦点を当て、様々な問題提起を行った。角南先生の講演では、物質文化研究の立場から、特に大林多良、遠藤庄治の研究が位置づけられた。石村先生の講演では、篠遠先生の研究の中で特にタプタプアティア遺跡と住民との関わりについて解説された。
登壇者4人によるディスカッションの後、最後に花束贈呈、および写真撮影が行われた。本シンポジウムには、対面形式、オンライン形式を合わせて約90名が参加した。