研究活動 活動報告
第3回公開講演会"Maya in the Age of the Cross: from colonial missions to modern shamanic performance"開催のお知らせ
2024年03月19日
第3回公開講演会 "Maya in the Age of the Cross: from colonial missions to modern shamanic performance"
日 時:2024年3月19日(火)、15:00 ~ 17:00
会 場:南山大学宗文研・人類研棟2階会議室およびZoom(ハイブリッド開催)
主 催:南山大学人類学研究所
講演者:William F. Hanks(University of California, Berkeley)
使用言語:英語(通訳なし)
プログラム:
15:00開始 講演と質疑応答
17:00終了
参加登録:
対面参加・オンラインともにご参加いただくには事前登録が必要です。ご参加される方は、下記よりお申込みください。
https://app.nanzan.ac.jp/regform/regist/univ/jinruikenreception/jinruiken240319
*登録後、自動返信されるメールにZoomのリンクを掲載しています。当日はそこからご接続ください。
*お申し込み後に、対面参加とオンライン参加を変更していただいてもかまいません。またその際にご連絡いただく必要はありません。
趣 旨:
カリフォルニア大学バークレイ校のハンクス教授が、3月15日から31日まで南山大学人類学研究所の客員研究員として来日する。それに併せてハンクス教授の現在の研究についてご講演頂く。
報 告:
ウィリアム・ハンクス教授はマヤ地域北部においてフィールドワークを行い、多くの著作を発表してきた著名な人類学者である。今回の講演会では、現在進行している研究の一部を紹介した。
中南米地域の人びとの多くはカトリックである。16世紀から布教が始まり、そのために先住民は新たに設置された集住村に住まわされた。集住村で先住民に布教するために辞書が編纂された。そうした過程をへてできあがったユカテク語(マヤ語の1つ)とスペイン語の辞書を検討すると、植民地時代の先住民言語の変容が読み取れる。現在のシャーマンが儀礼において語る言葉を分析すると、マヤ語ではあるが植民地時代に変容した結果であることが分かる。
出席者からは宗教学の視点からなど多くの質問が寄せられた。ハンクス先生が現在の研究をまとめて発表するのを楽しみにしたい。