研究活動 2021-2025年度
[共同研究]アーカイブズを通した人類学史研究(代表:宮脇千絵)
2025年10月12日
人類学研究所共同研究「アーカイブズを通した人類学史研究」(2025~2027年度)
[代表]宮脇千絵(人類学研究所・第一種研究所員)
本共同研究は、第一に人類学研究所(人類研)が所蔵している沼澤喜市資料のアーカイブズ構築を行い、その活用を考えること、第二に日本における人類学史研究に関連するアーカイブズについて比較・検討することを目的とする。
人類研には初代所長であった沼澤喜市(1907〜1980)が残した大量の紙資料がある。2011年ごろから大学院生によって分類・整理され、目録が作成されてきた。目録が完成した2022年以降、デジタル・アーカイブス構築を目指してスキャニング作業を行なっている最中である。沼澤が残した資料は、神言会関係、研究関係、大学の業務関係と大別できる。これらをどのようにアーカイブスとして公開するのかを検討するとともに、沼澤の活動を日本の人類学史のなかに位置付ける。これが第一の目的である。
さらに人類学史研究にまつわるアーカイブズの構築に関し、その実践や知見を広く比較検討する。これが第二の目的である。
2025年度
▶第1回研究会
日時:2025年10月12日(日) 14:00~17:00
場所:人類学研究所1階会議室・オンライン
発表:湯屋秀捷(宮古島市総合博物館)「沼澤資料整理作業をふりかえるー目録作成と作業方針の意図ー」
加藤英明(南山人類学研究所/機械振興協会経済研究所)「沼澤喜市資料整理報告と今後の展望」
総合討論:全員