研究活動 2021-2025年度
第1回映画上映会「ダホメ」
2025年12月13日
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第1回映画上映会「ダホメ」
日 時:2025年12月13日(土)、14:00〜16:30
会 場:南山大学G棟・G27教室
主 催:南山大学人類学博物館・南山大学人類学研究所
プログラム:
14:00 「イントロダクション」高柳ふみ(南山大学人類学博物館・学芸員)
14:15 映画上映
15:30 「コメント」吉田憲司(国立民族学博物館・名誉教授/前館長)
「質疑応答」
16:30 終演
参加登録
ご参加いただくには事前登録が必要です。下記のURLまたはQRコードからお申込ください。
(締切:12月13日10時)
https://app.nanzan.ac.jp/regform/regist/univ/jinruikenreception/joeikai20251213

趣 旨:
植民地時代に収集された美術品や文化資料、いわゆる「略奪文化財」の返還をテーマに、旧宗主国と返還を求める旧植民地諸国の間で、近年、国際的な議論と取り組みが活発化している。本企画では、フランスからベナンに返還されたダホメ王国の文化財を主題とするドキュメンタリー映画『ダホメ』を上映する。上映後には、吉田憲司氏がヨーロッパ諸国のおける博物館の文化財返還に関する動向や、旧植民地側の受け入れの実態を踏まえ、返還がもたらす文化的・社会的意義を考察する。また、参加者との質疑応答の時間も設ける。本企画は、映画を通じて文化財返還問題への理解を深めるとともに、歴史的遺産の所在と継承に関わる課題を多角的に検討することを目的とする。
報 告:
上映後、吉田憲司氏は作品内容を受けて、文化遺産返還をめぐる国際的な動向について解説した。映画に登場するベナンの学生たちが提示した、文化的アイデンティティ回復の意義や、西洋的な博物館のあり方への問いに対し、考察を加えた。さらに、ダホメ王国の歴史的背景を踏まえ、2021年にフランスからベナンへ返還された資料の来歴を詳説し、返還後の現地における展示状況や今後の展望について紹介した。
また、これまでの博物館・美術館における一方的な収集・展示のあり方から、かつて収集対象であった地域社会との双方向的な協働へと移行しつつある現状にも言及した。あわせて、日本国内における文化財返還の事例についても報告した。
最後に、参加者との質疑応答が行われた。(文責:高柳ふみ)
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