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社倫研トークラボ#6「倫理と宗教」
2023年11月13日
社倫研トークラボ#6「倫理と宗教」開催のお知らせ
下記の通り開催致しますので、ご案内申し上げます。どなたでも事前登録なしで参加していただけます(無料)。ふらりとお立ち寄りください。また、完全に蓋の閉まる密閉容器(ペットボトル、水筒など)は持ち込み可能です。
日時 | 2023年11月30日(木) 15:30~17:00 | ポスターを見る |
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場所 | 南山大学ライネルス中央図書館1階 NANTOルーム | |
テーマ | 倫理学者シンガーの主張をプロテスタント神学者はどう受け止めたのか?~プロテスタント神学者ラッチョウのシンガー批判とその問題~ | |
シリーズ趣旨 | 社会倫理に関する研究交流の場「社倫研トークラボ」では、社会倫理に関わるさまざまな領域の研究者を学内外から招き、さまざまな人たちの行き交うオープンな場所で、社会倫理に関わる議論をざっくばらんに行うことを試みる。社倫研の探究キーフレーズ「そこから語る、問う、考える」を体現するような〈トークを通じた研究〉を目指し、名称を「トークラボ」とする。 |
ゲスト | 南 翔一朗(みなみ・しょういちろう)(南山大学人文学部キリスト教学科講師) |
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プロフィール | 専門は宗教哲学。著書に『キリスト教神学命題集』(日本基督教団出版局、2022年、共著)。論文に「カントの宗教哲学における神義論の問題」(基督教学研究 、京都大学基督教学会、38号、2019年)、「カントの宗教哲学における倫理的公共体と義務としての最高善の促進 ――宗教哲学から社会哲学への移行とその問題――」(基督教学研究 、京都大学基督教学会、36号、2017年)など。 |
概要 | 「宗教」という名で呼ばれる集団は、社会にとって非常に不可思議な存在である。ある場面において、特定の宗教およびその信仰者たちの行為や活動は、社会の倫理的側面に対して積極的な貢献をなし、社会を倫理的に改善する原動力となってきた。しかしまた別の場面においては、特定の宗教とその信仰者たちの振る舞いが世俗社会の秩序をかき乱し、大きな倫理的問題を引き起こしてきたこともまた、紛れもない事実である。宗教的信仰を前提とする宗教的倫理観とそれを前提としない世俗的倫理観は、どのような関係を持つべきなのだろうか。世俗社会は種々の宗教共同体をどのように包摂し、またどのように規制すべきなのだろうか。あるいは、そもそも両者の間には対話が成立しうるだけの共通の理論的基盤が存在しているのであろうか。今回のトークラボでは、昨今の日本社会において顕在化してきた宗教をめぐる諸問題を念頭におきつつ、世俗的倫理と宗教的倫理が関係を持ちうるか否かについて、参加者の皆さんとともに考えたい。 |
企画責任者 | 西本 優樹(にしもと・ゆうき)(社会倫理研究所プロジェクト研究員/日本学術振興会特別研究員PD) |
主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本研究所主催イベントでは、記録のために写真撮影と録音を行なっております。 |