活動/イベント トークラボ
社倫研トークラボ#8「ヒュームと企業倫理」
2023年12月13日
社倫研トークラボ#8「ヒュームと企業倫理」開催のお知らせ
下記の通り開催致しますので、ご案内申し上げます。どなたでも事前登録なしで参加していただけます(無料)。ふらりとお立ち寄りください。また、完全に蓋の閉まる密閉容器(ペットボトル、水筒など)は持ち込み可能です。
日時 | 2024年1月17日(水) 15:00~17:00 | ポスターを見る |
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場所 | 南山大学ライネルス中央図書館1階 NANTOルーム | |
テーマ | デイヴィッド・ヒュームの道徳論から考える内部告発の倫理 | |
シリーズ趣旨 | 社会倫理に関する研究交流の場「社倫研トークラボ」では、社会倫理に関わるさまざまな領域の研究者を学内外から招き、さまざまな人たちの行き交うオープンな場所で、社会倫理に関わる議論をざっくばらんに行うことを試みる。社倫研の探究キーフレーズ「そこから語る、問う、考える」を体現するような〈トークを通じた研究〉を目指し、名称を「トークラボ」とする。 |
ゲスト | 高萩 智也(たかはぎ・ともや)(慶應義塾大学大学院文学研究科博士後期課程) |
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プロフィール | 慶應義塾大学文学研究科 博士後期課程。慶應義塾大学SPRINGスカラシップ研究学生(JST次世代研究者挑戦的研究プログラム)。専門はヒュームの哲学・倫理学。特に、知識の社会的な生産・伝達の場面に注目し、ヒュームの哲学を社会的な認識論として再構成する研究を行っている。詳細はhttps://researchmap.jp/takahagi_tomoyaを参照。 |
概要 | 近年、「内部告発」という言葉をよく聞くようになりました。内部告発とは簡単に言えば、ある組織のメンバーが社会の利益を鑑みて、その組織で行われている不正や悪事を組織の外部に対して知らせる行為のことです。不正を暴くことで公益に資すという意味では、内部告発は道徳的に善い行為でしょう。しかしそれは組織の他のメンバーからすると、裏切りという道徳的に悪い行為でしかありません。実際、内部告発を行った人物がその後、組織内で処分される例がしばしば見受けられます。このように、内部告発は道徳的に善い側面と悪い側面をあわせもつ行為であり、内部告発を行う人物は道徳的ジレンマを抱えることになるのです。このジレンマとはどのような性質のもので、なぜ生じるのでしょうか。このトークラボでは、18世紀スコットランドの哲学者であるデイヴィッド・ヒュームの道徳哲学を手掛かりにして、参加者の皆さんとこの問題を考えてみたいと思います。 |
企画責任者 | 西本 優樹(にしもと・ゆうき)(南山大学社会倫理研究所プロジェクト研究員/日本学術振興会特別研究員PD) |
主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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共催 | 科研費22H00604、23KJ2064 |
連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本研究所主催イベントでは、記録のために写真撮影と録音を行なっております。 |