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社倫研トークラボ#2024-5「兵士と倫理」
2024年08月05日
社倫研トークラボ#2024-5「兵士と倫理」開催のお知らせ

下記の通り開催致しますので、ご案内申し上げます。どなたでも事前登録なしで参加していただけます(無料)。ふらりとお立ち寄りください。また、完全に蓋の閉まる密閉容器(ペットボトル、水筒など)は持ち込み可能です。
日時 | 2024年9月19日(木) 15:30~17:00 | ![]() ポスターを見る |
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場所 | 南山大学ライネルス中央図書館1階 NANTOルーム | |
テーマ | 兵士とはどのような存在か | |
シリーズ趣旨 | 社会倫理に関する研究交流の場「社倫研トークラボ」では、社会倫理に関わるさまざまな領域の研究者を学内外から招き、さまざまな人たちの行き交うオープンな場所で、社会倫理に関わる議論をざっくばらんに行うことを試みる。社倫研の探究キーフレーズ「そこから語る、問う、考える」を体現するような〈トークを通じた研究〉を目指し、名称を「トークラボ」とする。 |
ゲスト | 大野瑞記(おおの・みずき)(南山大学大学院研修生) |
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プロフィール | 南山大学人文学部キリスト教学科、南山大学大学院人間文化研究科キリスト教思想専攻修了。卒業論文では、隣人愛を掲げるキリスト教徒が抱く戦争・紛争時に行った「殺人」に対する苦悩や葛藤について考えた。大学院では戦争倫理学、特に兵士を対象とした議論に関心を持ち、修士論文において、兵士の生のあり方を見つめたとき戦争倫理学は兵士をどのように扱うべきか、という問いに向き合うことを試みた。現在、修士論文執筆の際に自覚した自身の研究力の不十分さを補ったり養ったりするため、研修生として武者修行中。対象を"よくみる・きちんとみる"ことにこだわって哲学、倫理学がしたい。 |
概要 | 戦争は、様々な分野の様々な視点や角度から論じられている。しかし、戦争の主体である国家や、戦争の"被害者"である民間人を対象とした議論は多く見られる一方、実際の戦争行為の主体である兵士について、その生のあり方に根差した議論はそれほど多くは見られない。そこで、今回のトークラボではまず、発表者自身の問題意識の背景となる議論、すなわち、戦争倫理学という領域において、「兵士の道徳的平等性(the moral equality of soldiers)」というキーワードの下で行われる兵士の道徳的地位をめぐる議論の紹介・検討と、そもそも兵士はどのような存在であるのかについて、20世紀のイギリスの哲学者B.ウィリアムズの「道徳運」に関する議論から導く発表者なりの兵士という存在の生の一つのあり方を提示する。これらについては手短に紹介するにとどめ、当日は、参加者の皆様とともに、発表者が現在今後の課題としている「捕虜に対する侮辱の問題」と「戦場で使用される武器の倫理性」について考えてみたい。発表者が考える争点を提示し、これらの何が問題であるかを会場全体との対話から探っていく。兵士という存在や戦場での倫理のあり方に、対話を通じて一緒に向き合ってみませんか。 |
企画責任者 | 奥田 太郎(おくだ・たろう)(南山大学社会倫理研究所教授) |
主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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共催 | 科研費23K21876 |
連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本研究所主催イベントでは、記録のために写真撮影と録音を行なっております。 |