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社倫研トークラボ#2025-4「問いとアート」
2025年05月21日
社倫研トークラボ#2025-4「問いとアート」開催のお知らせ

下記の通り開催致しますので、ご案内申し上げます。どなたでも事前登録なしで参加していただけます(無料)。ふらりとお立ち寄りください。また、完全に蓋の閉まる密閉容器(ペットボトル、水筒など)は持ち込み可能です。
日時 | 2025年7月17日(木) 15:30~17:00 | ![]() ポスターを見る |
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場所 | 南山大学ライネルス中央図書館1階 NANTOルーム | |
テーマ | 知の技法としての芸術 | |
シリーズ趣旨 | 社会倫理に関する研究交流の場「社倫研トークラボ」では、社会倫理に関わるさまざまな領域の研究者を学内外から招き、さまざまな人たちの行き交うオープンな場所で、社会倫理に関わる議論をざっくばらんに行うことを試みる。社倫研の探究キーフレーズ「そこから語る、問う、考える」を体現するような〈トークを通じた研究〉を目指し、名称を「トークラボ」とする。 |
ゲスト | 伊東留美(いとう・るみ)(南山大学人文学部心理人間学科 准教授) |
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プロフィール | New York University(MA:Art Therapy)修士修了。Lesley University(Ph.D: Expressive Therapies)博士課程修了。アメリカ・アートセラピー協会認定アートセラピスト、臨床心理士、公認心理師。南山大学保健センター・学生相談室兼任カウンセラー。臨床心理学、アートセラピーが専門。関心は、アートベース・リサーチによる研究。 |
概要 | アートセラピーは、芸術活動を心理治療のために用いた治療法です。上手い下手ではなく、こうあるべきというイメージにとらわれず、個人の感覚や自由に想い描くイメージを創造的に表現することで、「その人らしい」表現が可能となります。また言葉にする前の思いや気持ちも表現されやすくなります。セラピーの中では、そうした表現を丁寧に味わい、セラピストとの対話を通して自己理解を深めていきます。それは、その人自身がこれまで知らなかった自分と出会う体験でもあります。
このような芸術が持つ力は、「知の技法」としても見直されています。何かの問いかけに対して、感覚レベルやイメージレベルで表現し、それを手がかりに探求していく中から、新しい知と出会うことにもなります。こうした芸術を用いた探究をart-based research(アートベース・リサーチ)と呼び、近年、社会学、教育学(美術教育など)、臨床心理学(クリエイティブ・アーツセラピーなど)の領域で展開されています。 今回は、このABRについて紹介し、芸術活動(ここでは視覚的芸術)が何かの問いに対してどう答えてくれるのかについて実際に参加者の皆さんと一緒に体験しながら考えてみたいと思います。 |
企画責任者 | 森山花鈴(もりやま・かりん)(南山大学社会倫理研究所准教授) |
主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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共催 | 科研費23K21876 |
連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本研究所主催イベントでは、記録のために写真撮影と録音を行なっております。 |