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南山大学社会倫理研究所・上智大学生命倫理研究所共催公開シンポジウム2020
2020年08月28日
南山大学社会倫理研究所・上智大学生命倫理研究所第10回共催公開シンポジウム2020開催のお知らせ
下記の通りシンポジウムを開催致しますので、ご案内申し上げます。 どなたでも参加は自由(無料)です。参加に際しては、事前に受付フォームよりお申し込みください。(定員50名:受付終了)
演題1 | メディカルモデルとコミュニティモデルの双方から日本の自殺対策を考える | |
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報告者1 | 森山花鈴(もりやま・かりん)(南山大学社会倫理研究所准教授) | |
趣旨 | 日本では、メディカルモデルとコミュニティモデル双方の観点から自殺対策が実施されてきた。そのような中で、国レベルの自殺対策はどのように実施されてきたのだろうか。他国との比較も交え、自殺対策の現状と今後の在り方について検討する。 | |
演題2 | 親子関係の困難に対する支援システム | |
報告者2 | 荻野美佐子(おぎの・みさこ)(上智大学名誉教授/生命倫理研究所客員研究員) | |
趣旨 | 子の発達上の脆弱性は、身近な環境に起因するものであり、それを補完するシステムとしてどのようなものがあり得るのだろうか。教育と福祉のディスコミュニケーションの問題、生涯にわたる支援システムについて考える。 | |
演題3 | メンタルヘルスに関する地域での取組と精神科医療 | |
報告者3 | 大塚耕太郎(おおつか・こうたろう)(岩手医科大学神経精神科学講座教授) | |
趣旨 | 地域での自殺対策ではネットワークを構築し、関連機関が連携しながら、地域全体が課題を共有してすすめていくことが重要である。また、自殺対策の方法論は災害のような地域の危機においても重要な役割を果たす。本報告では地域での自殺対策の実践を提示する。 | |
司会兼討論者 | 篭橋一輝(かごはし・かずき)(南山大学国際教養学部准教授/社会倫理研究所第二種研究所員) |
報告者紹介 | |
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森山 花鈴 | |
《略歴》 | 筑波大学大学院人文社会科学研究科現代文化・公共政策専攻博士後期課程修了。博士(政治学)。大学院在籍中から内閣府自殺対策推進室、国立精神・神経医療研究センター等で勤務し、博士号取得後、2015年より現職。 |
《専門領域》 | 政治学・行政学・公共政策学・政策過程研究・自殺対策研究 |
《主要著書》 | 『自殺対策の政治学』晃洋書房、2018年。 |
荻野 美佐子 | |
《略歴》 | 東京大学大学院教育学研究科で学び、東京大学教育学部助手、上智大学文学部心理学科専任講師、助教授、教授、同大学総合人間科学部心理学科教授を歴任し、現在、上智大学名誉教授。 |
《専門領域》 | 発達心理学 |
《主要著書》 | 『発達心理特論』放送大学教育振興会、2015年。「発達課題論」『Nursing』第27巻、2008年。 |
大塚 耕太郎 | |
《略歴》 | 1997年岩手医科大学卒、2012年同大学災害・地域精神医学講座特命教授/岩手県こころのケアセンター副センター長、2016年岩手医科大学神経精神科学講座教授。地域での自殺対策や被災地のこころのケア、自殺未遂者ケア、病院内の自殺予防などに取り組んできた。岩手県精神医会会長、岩手県自殺対策推進協議会会長、岩手県復興推進委員会委員、岩手県精神保健福祉審議会会長。日本自殺予防学会常務理事・事務局長、日本総合病院精神医学会理事、日本精神科救急学会理事、日本社会精神医学会理事等。 |
《専門領域》 | 臨床精神医学、精神科救急、自殺対策、地域精神保健、精神医学史等 |
《主要著書》 | 「自殺企図の最前線、救急現場から精神科医療へどうつなげるか:自殺未遂者ケアに関わる教育研修プログラム」(河西千秋との共著)『日本精神科病院協会雑誌』37(6)、 2018年、543 - 547頁。「複合的自殺対策プログラムの自殺企図予防効果に関する地域介入研究(NOCOMIT-J)について」(大野 裕ほか6名との共著)『自殺予防と危機介入』36(1)、2015年、18 - 20頁。 |
篭橋 一輝 | |
《略歴》 | 2004年京都大学経済学部卒、2012年同大学大学院地球環境学舎博士課程修了。博士(地球環境学)。南山大学社会倫理研究所第一種研究所員を経て、2019年10月より現職。 |
《専門領域》 | 環境経済学、地球環境学 |
《主要著書》 | "How environmental ethics affect the consumption-well-being relationship: Evidence from Japan"(共著), Handbook on Wellbeing, Happiness and the Environment, Chapter 20, pp.367-384, 2020.「持続可能な発展論から見たランドケアの原理的特質----土地劣化問題への対応に注目して」(単著)『社会と倫理』33、2018年、3-15頁。 |
主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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共催 | 上智大学生命倫理研究所 |
連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 Tel: (052)832-3111(代表) Fax: (052)832-3703 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本研究所主催シンポジウムでは、講演録作成のために写真撮影と録音を行なっております。 |