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南山大学研究所連携国際ワークショップ「孤独と孤立のあいだを考える」
2022年11月01日
南山大学研究所連携国際ワークショップ「孤独と孤立のあいだを考える」開催のお知らせ
下記の通り国際ワークショップを開催致しますので、ご案内申し上げます。どなたでも参加は自由(無料)です。会場参加に際しては直接会場にお越しください。オンライン参加の方は、事前に受付フォームよりお申し込みください。(オンライン定員100名:締切:ワークショップ終了時)
日時 | 2022年11月5日(土) 15:00~17:00 | ポスターを見る |
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場所 | 南山宗教文化研究所1階会議室、および、オンライン(Zoomウェビナー) | |
共通テーマ | 孤独と孤立のあいだを考える |
報告1 | 孤独省:芸術から孤独を研究する |
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報告者1 | レベッカ モッチャ(芸術家) |
趣旨 | 本報告の目的は、マルチメディア・インスタレーションに取り組む現代のビジュアル・アーティストとしての私の実践の中から、現在進行中のプロジェクト「孤独省」を紹介し、その背景を説明することにある。 このプロジェクトは、コロナ禍に経験された共通の孤独感から出発し、新自由主義社会における「孤独」の心情を探るものである。その実用的かつ象徴的な出発点は「孤独省」である。孤独に関わる社会問題および健康問題に対処すべく2018年に英国で担当大臣が任命され、他の国々、たとえば、日本でも2021年に同様の任命があった。 このプロジェクトを進めるべく、イギリス、アメリカ、イタリア、そして日本など、異なる文化的・地理的文脈の中で研究を発展させ、次の問いに取り組んでいる。 ・新自由主義的なハイパーコネクト社会で孤独であるとはいかなることか? ・孤独は物質的な形でどのように現れ、そのことは私たちが生きる社会・政治的文脈とどう関わっているのか? ・今日の「孤独」は、共通の感情として私たちを力づけることができるのか? *本プロジェクトは、イタリア文化省のプログラム・イタリアンカウンシルの助成を受けており、制作されたマルチメディア・インスタレーションは、2023年にミラノの現代芸術研究所(ICA)で展覧会を開催される予定です。 |
報告2 | 日本における孤独・孤立対策と自殺対策 |
報告者2 | 森山花鈴(社会倫理研究所) |
趣旨 | 日本では2021年に内閣官房に孤独・孤立対策室が設置され、英国に続き世界で2番目の孤独・孤立担当大臣が誕生した。孤独・孤立は、自殺と大きく関連すると言われる。本報告では、特にコロナ禍での日本における孤独・孤立および自殺の現状と対策を報告する。 |
コメンテータ | ウィニバルドス ステファヌス メレ(社会倫理研究所) 奥田太郎(社会倫理研究所) |
司会兼通訳 | Enrico Fongaro(南山宗教文化研究所) |
使用言語 | イタリア語、日本語 |
プログラム | 15:00-15:50 報告1「孤独省:芸術から孤独を研究する」レベッカ モッチャ 15:50-16:40 報告2「日本における孤独・孤立対策と自殺対策」森山花鈴 16:40-16:50 コメント1 ウィニバルドス ステファヌス メレ 16:50-17:00 コメント2 奥田太郎 |
主催 | 南山大学社会倫理研究所、南山宗教文化研究所 |
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連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本研究所主催イベントでは、記録のために写真撮影と録音を行なっております。 |