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南山大学社会倫理研究所・上智大学生命倫理研究所第14回共催公開シンポジウム2024
2024年07月12日
南山大学社会倫理研究所・上智大学生命倫理研究所第14回共催公開シンポジウム2024開催のお知らせ
下記の通りシンポジウムを開催致しますので、ご案内申し上げます。 どなたでも参加は自由(無料)です。
演題1 | 一人だけど寂しくない~健康の視点から個立社会を考える~ | |
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報告者1 | 太刀川弘和(たちかわ・ひろかず)(筑波大学医学医療系災害・地域精神医学教授) | |
趣旨 | 社会的孤立と孤独の心理学的・精神医学的検討は不十分である。我々は最近、社会的孤立よりも主観的孤立感や孤独感が、抑うつ症状、自殺念慮と関連することを見いだした。現在行っている研究成果をもとに孤立と孤独の違いと健康への影響を考察する。 | |
演題2 | ハンナ・アレントにおける"一人であること"の多層性~教育における「孤独」問題への一考察~ | |
報告者2 | 石神真悠子(いしがみ・まゆこ)(東洋英和女学院大学人間科学部任期制嘱託講師) | |
趣旨 | 教育現場において、「孤独」や「ひきこもり」であることは、しばしば「問題」とみなされる事が多いが、その問題性の内実とは何だろうか。ハンナ・アレントの思想を手がかりに、孤独と孤立の問題性について考えたい。 | |
演題3 | 一人でいることと、死者との継続する絆 | |
報告者3 | 佐藤啓介(さとう・けいすけ)(上智大学大学院実践宗教学研究科教授) | |
趣旨 | 死別等によって一人となってしまった苦しみに対して、近年、「死者との継続する絆」を構築することの意義が論じられることが多い。近年では、故人をAIで再現し、コミュニケーションを図ることすらも可能になりつつある。一人でいることを、死者とともにいるという観点から考え直してみたい。 | |
討論者 | 森山花鈴(もりやま・かりん)(南山大学社会倫理研究所第一種研究所員/法学部准教授) | |
司会者 | 奥田太郎(おくだ・たろう)(南山大学社会倫理研究所第一種研究所員/人文学部教授) |
報告者紹介 | |
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太刀川 弘和 | |
《略歴》 | 1993年、筑波大学医学専門学群卒業、筑波大学附属病院精神神経科入局。2002年、筑波大学臨床医学系精神医学講師。以後、 茨城県精神保健福祉センター相談援助課係長、茨城県立友部病院医務局特任救急部長、第三医療局長、筑波大学保健管理センター所長を経て2019年より現職。他に、茨城県立こころの医療センター地域・災害支援部統括部長、筑波大学附属病院精神医療・自殺対策連携センター部長を務める。 |
《専門領域》 | 精神医学、自殺予防、災害メンタルヘルス |
《主要著書》 | 『つながりからみた自殺予防』人文書院、2019年。日本自殺予防学会監修『HOPEガイドブック:救急医療から地域へとつなげる自殺未遂者支援のエッセンス』へるす出版、2018年。トーマス・ニーダークローテンターラー、スティーブン・スタック編著(高橋あすみとの監訳)『メディアと自殺:研究・理論・政策の国際的視点』人文書院、2023年など。 |
石神 真悠子 | |
《略歴》 | 千葉大学教育学部卒業、杉並区教育委員会社会教育センター、東京大学教育学研究科博士課程満期取得退学後、2022年10月より現職。 |
《専門領域》 | 教育哲学、アーレント研究 |
《主要著書》 | 「ハンナ・アレントにおける"一人である"ことの多層性:政治的主体化へ向けて」『東京大学大学院教育学研究科基礎教育学研究室 研究室紀要』第45号、pp.71-80、2016年。"Rethinking Education as "the Social": How "the social" be political, and in what scene?", The University of Tokyo Working Paper Series in Young Scholar Program, No.9, Center for Excellence in School Education, Graduate School of Education, 2016(石神真悠子、江川愛都沙、江口怜、田中智輝、鈴木康弘、李舜志による共著). |
佐藤 啓介 | |
《略歴》 | 京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学、京都大学)。聖学院大学人文学部助教、准教授、南山大学人文学部准教授を経て、2021年より現職。 |
《専門領域》 | 宗教哲学、死生学 |
《主要著書》 | 『死者と苦しみの宗教哲学』晃洋書房、2017年。「死者AIをめぐる倫理のための理論的基盤を考える」『宗教と倫理』22、2022年、57-70頁。「〈死者の尊厳〉の根拠――下からの死者倫理の試み」『宗教哲学研究』36、2019年、29-43頁。 |
森山 花鈴 | |
《専門領域》 | 政治学・政策過程研究・自殺対策研究 |
《主要著書》 | 『自殺対策の政治学』晃洋書房、2018年。 |
奥田 太郎 | |
《専門領域》 | 倫理学、応用倫理学 |
《主要著書》 | 『汚穢のリズム』左右社、2024年(共編著)など。 |
主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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共催 | 上智大学生命倫理研究所 |
連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 Tel: (052)832-3111(代表) Fax: (052)832-3703 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本研究所主催シンポジウムでは、講演録作成のために写真撮影と録音を行なっております。
*天候などの都合でキャンセルになる場合には本ホームページにて告知いたします。 |