5年後、あなたの「住む場所」はどこ？

2017年度第２回目の今回のテーマは、「人の移動」です。人は経済的利益を求めて、あるいは、戦火から逃れるために、または、犯罪者や違法ブローカーにだまされて、生まれ育った町を離れることがあります。場合によれば、国境を越えて移動することもあります。最近なら、シリア「難民」と呼ばれている人たちのことが話題となっており、「難民」個人の問題であると同時に彼らの受け入れを巡るヨーロッパ諸国にとっても問題となっています。このような「人の移動」や、移動した人の保護を行っている国際機構が国際移住機関です。今回は、国際移住機関でケニア、インドネシア、イラク、アフガニスタンでの勤務経験のある佐藤美央さんにお越し頂き、「人の移動」を巡るさまざまな問題とその解決のための国際移住機関の活動についてお話し頂きます。

国際基督教大学（ICU）大学院修了。在ロス・アンジェルス日本国総領事館専門調査員、日本国際問題研究所研究助手を経て、国際移住機関に勤務。上記の他、ベルギーでの勤務やジャパン・プラットフォーム事務局、内閣府国際平和協力本部事務局（国際平和協力研究員）においても勤務。