大学の勉強って役に立つの？

みなさんが大学で日々勉強していることは、どんなふうに役立つのでしょうか？また、みなさんが大学生であるということに、どんな社会的な意味があるのでしょうか？今回は、民間企業と大学をともによく知っておられる高見さんに、企業が若者に期待すること、企業が大学に期待することをお話しいただき、大学という場がもつ意味について改めて考えてみたいと思います。また、理工系の研究教育職における仕事と家庭の両立などについても伺ってみたいと思います。

1948年生まれの団塊の世代です。同級生がたくさんいて、大学紛争や経済成長を体験しました。長い間企業で働いていました。その間、多くの若者と一緒に仕事をしました。その経験から、大学や大学生に対する考えを話します。一言でいえば皆さんが思っている以上に、企業は若者に優しく、期待しているということです。