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南山大学社会倫理研究所・上智大学生命倫理研究所共催公開シンポジウム2022
2022年05月19日
南山大学社会倫理研究所・上智大学生命倫理研究所第12回共催公開シンポジウム2022開催のお知らせ
下記の通りシンポジウムを開催致しますので、ご案内申し上げます。 どなたでも参加は自由(無料)です。参加に際しては、事前に受付フォームよりお申し込みください。(定員100名)
演題1 | コロナ時代における喪失とグリーフケア | |
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報告者1 | 川島大輔(かわしま・だいすけ)(中京大学心理学部教授) | |
趣旨 | 新型コロナウイルスのパンデミックによって私たちは実に多くのものを失った。身近な人を看取り、弔う形も大きく変化した。この時代において喪失とどのように向き合い、グリーフを経験すれば良いのかを考える。 | |
演題2 | 学生生活の視点から〈リモート〉と〈接触〉を考える | |
報告者2 | 豊島明子(とよしま・あきこ)(南山大学社会倫理研究所第二種研究所員/大学院法務研究科教授) | |
趣旨 | コロナ禍の中で大学に急速に普及した、オンラインによる諸活動。私たちは、その利便性や可能性を実感した一方で、対面によるコミュニケーションの場を取り戻す努力も続けている。〈リモート〉と〈接触〉の間で見えてきたものは何か、そして、私たちはどのようなゴールを目指すのか。学生生活の視点から考える。 | |
演題3 | 人間が身体であるということ:西洋哲学史の観点から考える | |
報告者3 | 吉田修馬(よしだ・しゅうま)(上智大学生命倫理研究所特任准教授) | |
趣旨 | 新型感染症の流行は、一方で私たちが身体であるということを、改めて思い出させている。他方で、リモートのコミュニケーションの普及は、一見すると、身体的な制約からの解放を進めている。身体を制約だとみなし、身体からの解放を求める考え方は、西洋哲学史上にもしばしば登場し、そして批判されてきた。いくつかの代表的な議論を取り上げて改めて検討を試みたい。 | |
司会兼討論者 | 森山花鈴(もりやま・かりん)(南山大学社会倫理研究所第一種研究所員/法学部准教授) |
報告者紹介 | |
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川島 大輔 | |
《略歴》 | 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学、京都大学)。独立行政法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所自殺予防総合対策センター研究員、北海道教育大学准教授、中京大学心理学部准教授などを経て、現在、中京大学心理学部教授。 |
《専門領域》 | 生涯発達心理学・死生学・自殺予防学 |
《主要著書》 | 『生涯発達における死の意味づけと宗教』(2011年、ナカニシヤ出版)、『自死で大切な人を失ったあなたへのナラティヴ・ワークブック』(2014年、新曜社)、『はじめての死生心理学』(編著、2016年、新曜社)など。 |
豊島 明子 | |
《略歴》 | 名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。名古屋大学法学部助手、三重大学人文学部講師、助教授、南山大学総合政策学部准教授、同大学大学院法務研究科准教授を経て、2012年より同研究科教授。 |
《専門領域》 | 行政法学・社会保障行政 |
《主要著書》 | 「福祉における公私関係の考察―情報提供・援助・苦情解決を素材に―」紙野健二・白藤博行・本多滝夫編『行政法の原理と展開 室井力先生追悼論文集』(法律文化社、2012年)314-339頁、「生活保護基準と行政裁量」社会保障法33号(2018年)43-57頁 |
吉田 修馬 | |
《略歴》 | 慶應義塾大学文学研究科哲学・倫理学専攻後期博士課程単位取得退学、東京大学医学系研究科常勤特任研究員を経て、2019年より上智大学特任准教授。 |
《専門領域》 | 倫理学・社会哲学・応用倫理学 |
《主要著書》 | 「異種移植と人間の自然の技術化」、日本生命倫理学会『生命倫理』通巻30号、2019年、61-68頁。「優劣でなく平等に基づく順序づけのために:ワクチン接種の優先順位をめぐる倫理的課題」、『現代思想』青土社、2020年11月号(第48巻第16号)、60-67頁。「ルソーの平等論」、『平等の哲学入門』社会評論社、2021年、53-70頁。 |
森山 花鈴 | |
《専門領域》 | 政治学・政策過程研究・自殺対策研究 |
《主要著書》 | 『自殺対策の政治学』晃洋書房、2018年。 |
主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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共催 | 上智大学生命倫理研究所 |
連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 Tel: (052)832-3111(代表) Fax: (052)832-3703 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本研究所主催シンポジウムでは、講演録作成のために写真撮影と録音を行なっております。 |