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社倫研トークラボ#2024-3「不合理と行動」
2024年05月15日
社倫研トークラボ#2024-3「不合理と行動」開催のお知らせ
下記の通り開催致しますので、ご案内申し上げます。どなたでも事前登録なしで参加していただけます(無料)。ふらりとお立ち寄りください。また、完全に蓋の閉まる密閉容器(ペットボトル、水筒など)は持ち込み可能です。
日時 | 2024年6月6日(木) 15:30~17:00 | ポスターを見る |
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場所 | 南山大学ライネルス中央図書館1階 NANTOルーム | |
テーマ | ヒトとはどのような生き物か | |
シリーズ趣旨 | 社会倫理に関する研究交流の場「社倫研トークラボ」では、社会倫理に関わるさまざまな領域の研究者を学内外から招き、さまざまな人たちの行き交うオープンな場所で、社会倫理に関わる議論をざっくばらんに行うことを試みる。社倫研の探究キーフレーズ「そこから語る、問う、考える」を体現するような〈トークを通じた研究〉を目指し、名称を「トークラボ」とする。 |
ゲスト | 小林佳世子(こばやし・かよこ)(南山大学経済学部准教授) |
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プロフィール | 進化の視点から見たヒトの意思決定が専門。行動経済学、ゲーム理論を専門とする経済学者。『最後通牒ゲームの謎:進化心理学からみた行動ゲーム理論入門』で第64回日経・経済図書文化賞受賞。 |
概要 | 伝統的経済学では、人は「(超)合理的」であることを前提としてきた。それはごく簡単に言えば、「損得」を冷静に計算し尽くし、その上で自らに最も得な選択を躊躇なく選ぶことのできる意思決定主体である。こうした合理性の仮定は、学術の世界における理論的な想定にとどまらず、社会の制度設計にも大きな影響を与えている。
そんな中で、合理性の仮定に疑問を投げ掛けた行動経済学という新しい学問は、一躍時代の寵児となり、ヒトの不合理性に着目が集まった。多くの実験やデータが、ヒトは、しばしば愚かで不思議な行動を選択することを繰り返し示したのである。 しかし、ではヒトは、ただただ愚かで不合理な生物なのだろうか? ここでは、ヒトが持つ合理性をどのように捉えるべきなのか、そもそもヒトとはどのような生き物なのか、共感という視点から、多数の実験を通じて参加者とともに考えていきたい。 |
企画責任者 | 奥田 太郎(おくだ・たろう)(南山大学社会倫理研究所教授) |
主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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共催 | 科研費23K21876 |
連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本研究所主催イベントでは、記録のために写真撮影と録音を行なっております。 |