活動/イベント イベント情報
社倫研特別イベント 「未来語りのダイアローグ」講演会
2024年11月22日
「未来語りのダイアローグ」講演会開催のお知らせ
下記の通り開催致しますので、ご案内申し上げます。
日時 | 2024年12月15日(日) 14:00~17:00(13:30開場) | ポスターを見る |
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会場 | 南山大学G30教室 | |
参加費 | 無料 | |
申込方法 | Peatixにて https://tsumugoe- nanzanuniversity.peatix.com |
テーマ | 地域におけるダイアローグ実践 ~「未来語りのダイアローグ」から「対話的で包摂されるやさしい社会」の未来を描く~ | |
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全体趣旨 | フィンランドでは、急性期精神病に24時間以内にチームで介入し、対話中心で治療する実践とシステムがある。「オープンダイアローグ」と呼ばれるその手法は、今では日本でも広く認知されてきた。このオープンダイアローグが精神病の急性期状態という危機的状況に対して行われるのに対して、あらゆる対人支援の現場で使われる方法である未来を想定して不安をなくす対話法「未来語りのダイアローグ」(Anticipation Dialogues)が時を同じくして開発されている。本講演では、この「未来語りのダイアローグ」について、第一人者のトム・エーリク・アーンキル氏にご講演いただく。(*日本語通訳あり) |
「AD:未来語りのダイアローグ」とは? |
何か困りごとがあったときに、今の問題にばかり目が向き、これからの方向性が見えなくなることが多くなる。その中で、本人や家族が望む「良い未来」を聴き、個々に関わっている支援者たちがどの様に協働し、参加出来ていくかを対話していく場。組織や地域がこれからどのようになっていくかを。それぞれが考える「良い未来」を共有し対話していく場。「実現可能な希望」が満ちている対話がどのように創られ進められていくのか。
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講師 | Tom Erik Arnkil(トム・エーリク・アーンキル)(フィンランド国立保健福祉研究所(THL)名誉教授) |
プロフィール |
ネットワーク・ダイアローグの研究開発の責任担当を務め、支援現場における多職種連携の研究を行い、『未来語りのダイアローグ』を開発。定年退官後は日本を含めた世界各地でダイアローグ研修を行っている。2018年6月にヤーコ・セイックラ(Jaakko Seikkula)と共に、アメリカ家族療法士学会(American Family Therapy Academy)より貢献賞を授賞。DPI(非営利組織 ダイアローグ実践研究所)理事。ODNJP(オープンダイアローグ・ネットワークジャパン)名誉会員。
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講演概要 |
『Invitation to AD』 未来語りのダイアローグへの招待~オープンダイアローグのその先へ~
医療や福祉、教育分野での多職種連携や関係者の協力関係を改善したり、深めることにねらいを定めた「AD:未来語りのダイアローグ」について学びます。例えば支援に行き詰まりを感じているとき、関係者が互いに不信感や不満を抱え、悪循環に陥っていることがよくあります。そのような時に自分自身が支援において抱えている心配ごとを関係者に伝え、クライアントにとって良い状態の未来を考えるのです。関係者が集まり、それぞれがファシリテーターから「うまくいった未来」という視点からの質問を受け、そのための具体的な計画を考えていきます。ADを進行するファシリテーターになるためには数年のトレーニングが必要になりますが、今回はADとはどのようのなことかという入門編を行う予定です。 |
通訳 | 森下圭子(もりした・けいこ)(通訳・翻訳家/ムーミン研究家) |
プロフィール |
通訳・翻訳家/ムーミン研究家。ムーミン研究のためフィンランドへ。現在は連鎖などの執筆活動や精神科領域・自殺対策の取材や視察のコーディネートにも携わる。 映画『かもめ食堂』ではアソシエートプロデューサーを務める。 現在ヘルシンキ在住。 |
主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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協賛 | 科研費21K18114 |
協力 | 株式会社TSUMUGOE |
連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 Tel: (052)832-3111(内線3413,3414) Fax: (052)832-3703 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp(担当:和田) |