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社倫研トークラボ#2025-6「支配と干渉」
2025年09月23日
社倫研トークラボ#2025-6「支配と干渉」開催のお知らせ

下記の通り開催致しますので、ご案内申し上げます。どなたでも事前登録なしで参加していただけます(無料)。ふらりとお立ち寄りください。また、完全に蓋の閉まる密閉容器(ペットボトル、水筒など)は持ち込み可能です。
日時 | 2025年10月23日(木) 15:30~17:00 | ![]() ポスターを見る |
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場所 | 南山大学ライネルス中央図書館1階 NANTOルーム | |
テーマ | 自由の意味:不干渉か非支配か | |
シリーズ趣旨 | 社会倫理に関する研究交流の場「社倫研トークラボ」では、社会倫理に関わるさまざまな領域の研究者を学内外から招き、さまざまな人たちの行き交うオープンな場所で、社会倫理に関わる議論をざっくばらんに行うことを試みる。社倫研の探究キーフレーズ「そこから語る、問う、考える」を体現するような〈トークを通じた研究〉を目指し、名称を「トークラボ」とする。 |
ゲスト | 田中美里(たなか・みさと)(成城大学法学部 准教授) |
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プロフィール | 専門は憲法学。研究を始めた当初は、フランスにおけるデモ活動の実態に関心をもち、なぜ、フランスでは活発なデモ活動が可能なのか、ということを検討していた。その研究から、憲法上の自由が適切に保障されるためには、個別的な自由についての研究だけでなく、「自由」についての体系的な理論が必要なのではないかと思うに至る。条文解釈だけに止まらない研究を目指して、哲学・倫理学、社会学などの知見も取り入れている。 |
概要 | 表現の自由や信教の自由など、憲法には数多くの「自由」が規定されている。とはいえ、自由とは一体何を意味するのだろうか。憲法学の学説や裁判所は、「自由」とは〈国家が個人に干渉しない〉ことだと理解してきた。しかし、私たちはこの理解に納得できるだろうか。この理解に従うならば、例えばある人が、職場の怖い上司におびえ、必死にご機嫌取りをする日々を送っていたとしても、この人は「自由」である。他にも例えばある人が、家庭内で対等に扱われておらず、そのことに苦しんでいたとしても、そのことから必ずしも「自由」が侵害されていることにはならない。果たしてそれでよいのだろうか。参加者の皆さんと共に考えたい。 |
企画責任者 | 奥田太郎(おくだ・たろう)(南山大学社会倫理研究所教授) |
主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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共催 | 科研費23K21876 |
連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本研究所主催イベントでは、記録のために写真撮影と録音を行なっております。 |