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社倫研トークラボ#2025-extra「切実さと公共性」
2026年02月04日
社倫研トークラボ#2025-extra「切実さと公共性」開催のお知らせ
下記の通り開催致しますので、ご案内申し上げます。どなたでも事前登録なしで参加していただけます(無料)。ふらりとお立ち寄りください。また、完全に蓋の閉まる密閉容器(ペットボトル、水筒など)は持ち込み可能です。
| 日時 | 2026年3月17日(火) 15:30~17:00 | ![]() ポスターを見る |
|---|---|---|
| 場所 | 南山大学ライネルス中央図書館1階 NANTOルーム | |
| テーマ | 探究はいかにして論文になるのか | |
| シリーズ趣旨 | 社会倫理に関する研究交流の場「社倫研トークラボ」では、社会倫理に関わるさまざまな領域の研究者を学内外から招き、さまざまな人たちの行き交うオープンな場所で、社会倫理に関わる議論をざっくばらんに行うことを試みる。社倫研の探究キーフレーズ「そこから語る、問う、考える」を体現するような〈トークを通じた研究〉を目指し、名称を「トークラボ」とする。 | |
| ゲスト | 横路佳幸(よころ・よしゆき)
(南山大学社会倫理研究所 非常勤研究員/名古屋学院大学法学部 講師) × 冨田絢矢(とみた・じゅんや) (上智大学法学部特別研究員) |
|---|---|
| プロフィール | 横路の専門は哲学。主著に『同一性と個体----種別概念に基づく統一理論に向けて』(慶應義塾大学出版会、2021年)がある。冨田の専門は倫理学。主著に『道徳はなぜ価値判断の問題になるのか----ヘアの道徳哲学と好敵手たち』(名古屋大学出版会、2023年)がある。ある晩、それこそトークラボの懇親会にて冨田は、「よい哲学論文にとって重要なのは情熱であり、新規性など重要でない」とこぼす。横路は反論する。「本気で言っているのか。もし新規性が重要でないなら、学術業界は三流論文で溢れかえるぞ」。何時間にも及ぶ激論の末、二人はこの問題が実は、公共の知の資源と、そこで取りこぼされうる個人の切実な気持ちという、全アカデミアに通じうる根本問題であることに気づく。 |
| 概要 | 学術的な探究に生涯を捧げたいと願うなら、それを職業として「研究者」になるのが現実的な道だろう。「趣味を仕事にすると自由を失う」とはよく言われるが、一見自由に見える研究者も例外ではない。研究者として生きていくためには、「よい論文」を書き、評価されなければならない。そこでは往々にして「多くの人にとって説得力があること」や「今までに誰も言っていないこと(新規性)」といった評価規準が設定される。だから私たちは、研究者として認められるために、そういった論文を書こうとする。しかし、ここで立ち止まって問うてみたい。私たちは本当に、そんな「評価される論文」を書くために研究者になったのか。研究とは本来、心に深く突き刺さった、個人的で切実な疑問に駆り立てられて行うものではないのか。一方で、こうも問わねばならない。客観的な規準や新規性を度外視し、ただ個人の情熱だけに委ねられた成果物は、果たして「学問」の名に値するのだろうか。普遍的な説得力を欠いたそれは、単なる独りよがりな独白と何が違うというのか。
本トークラボでは、研究の切実さという根幹では深く共鳴しつつも、論文のあるべき姿をめぐって鋭く対立する二人の哲学研究者が、現行の論文評価制度の「改革派」と「現状維持派」に分かれて議論を闘わせながら、みなさんを巻き込む。明日から書くその一本の論文に、あなたはどう向き合うのか? |
| 企画責任者 | 奥田太郎(おくだ・たろう)(南山大学社会倫理研究所教授) |
| 主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
|---|---|
| 連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
| *本研究所主催イベントでは、記録のために写真撮影と録音を行なっております。 |
