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「保護する責任」研究プロジェクト(2007-2012年)
2007年03月13日
このプロジェクトは、「目前にある人道上の危機に対する武力行使の正当性」を巡る近年の議論動向、特に「保護する責任(Responsibility to Protect)」について、国際法学・国際政治学だけでなく法哲学・哲学・倫理学をも含む多様な立場から検討を加え、武力行使を巡る問題が「責任」の問題としてとりあげられることの意義・問題点について考察する学際的取り組みです。目下、当該問題に強い関心をもつ研究者の方々をお招きしたシリーズ懇話会を開催し、共同研究者を募りながら、本テーマの射程を探っています。
→2013年から「「国際社会」と倫理」研究プロジェクトに統合されました。
過去にお呼びした主な講師
千知岩 正継(九州大学高等教育開発推進センター・特任助手(学術研究員))
「国際社会は「保護する責任」を果たしているか―人道的介入の正当性問題を中心に―」(2007/3/6)
吉川 元 (上智大学外国語学部国際関係副専攻・教授)
「国際平和と人間の安全は両立するのか?」(2007/6/23)
池田丈佑 (東北大学ジェンダー法・政策研究センター・COEフェロー)
「ポスト・ホロコースト人間救出原理としての「保護する責任」」(2007/10/20)
上野友也 (日本学術振興会特別研究員(PD)(神戸大学))
「紛争被災者に対する『保護する責任』―国際人道支援の一五〇年―」(2007/10/20)
眞嶋俊造 (北海道大学大学院文学研究科応用倫理研究教育センター・ 研究員)
「保護する責任?―人道的武力介入における民間人保護を巡る一考察」(2008/1/17)