研究プロジェクト プロジェクト一覧
「カトリック社会倫理」研究プロジェクト(2003年-)
2003年03月11日
このプロジェクトでは主として、カトリック社会倫理に関連する重要書籍の翻訳・出版に取り組んでいます。
コンペンディウム翻訳
カトリック社会教説を体系的・包括的に紹介する書物である教皇庁「正義と平和評議会」から刊行されたCompendium of the Social Doctrine of the Catholic Church(2004) の翻訳を日本カトリック司教団出版部から依頼され、その助成のもと、シーゲル所員を中心に取り組んできました。その和訳は、『教会の社会教説綱要』として2009年6月に発行されました。
社会倫理研究叢書
『社会と倫理』に掲載されたドイツ社会倫理学翻訳論文から十数篇を選び、アンソロジーとして研究者及び一般読者の利用に供する計画が山田所員を中心に進められてきました。
A・ウッツ社会倫理学体系書翻訳
ウッツ財団支援による同翻訳書の出版につき、山田所員を中心に、出版助成も含めて現在同財団と協議中です。アルトゥル・ウッツの社会倫理学体系書は、全五巻より構成されるもので、空前絶後の業績として不動の評価を得ているものであり、日本におけるカトリック社会倫理学の核心部分の受容に大きく資すると思われます。