刊行物 研究所研究叢書
南山大学社会倫理研究叢書(1994-1998年)
2000年01月10日
第1巻■社会科学と社会倫理|松山昌司 著 (1994年)
第1部 | 規範的社会政策学の再生に向けて――社会的地位の分配と社会政策―― |
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第1章 社会的地位の分配政策としての社会政策――社会政策的問題定義の一可能性―― | |
第2章 社会的地位分配の規定因――社会政策的問題の性格―― | |
第3章 社会的地位の意義 | |
第4章 社会的地位への社会政策的干渉の構造――社会的地位の配分問題と交換理論―― | |
第5章 社会政策論の関心構造 | |
第2部 | 規範的社会理論の模索 |
第1章 社会認識における目的合理的行為図式の意義と射程――その序論的考察 | |
第2章 意味問題の処理と社会科学の特性――M. ヴェーバー的解決の意義再考―― | |
第3章 意思疎通行為の構造と社会分析の枠組――J. ハーバマスの社会研究戦略(1)―― | |
第4章 意思疎通行為の立場と価値視点――J. ハーバマスの社会研究戦略(2)―― | |
第5章 ハーバマスGrand Theoryの基礎 | |
第3部 | 規範的社会理論と社会倫理 |
第1章 社会科学と社会倫理――K.-O. アーペルの認識人間学的反省―― | |
第2章 J. ロールズ社会正義論の方法――「原初状態」論の一評価―― | |
第3章 社会形成の過程と社会正義論――J. ロールズ正義論の一展開―― | |
第4章 科学技術の発展と社会倫理 | |
第5章 ホモ・エコノミクスと規範的社会研究の可能性 | |
第6章 社会規範の経済学的根拠づけをめぐる若干問題――経済倫理学のための覚え書―― | |
補遺1 | 西独「カトリック社会論」研究の一動向――Münster・Mönchengladbach・Bonn―― |
補遺2 | 価値の経済学 |
第2巻■変動する世界における共同善 (1997年)
発刊の辞 | 澤木勝茂 |
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序文 | 水波 朗 |
「制度倫理学と共同善」 | ヴォルフガング・シュミッツ 訳・山田 秀 |
「共同善の存在論的基礎づけ ――ヨハネス・メスナーによる――」 | 水波 朗 |
「働く人間に仕える私有財産」 | アントン・ラウシャー 訳・高橋広次 |
「「宇宙秩序」の概念について ――忘れられた共同善の一側面――」 | 稲垣良典 |
「多元的民主主義における共同善と憲法」 | ヘルベルト・シャンベック 訳・山田 秀 |
「変動する世界経済秩序と共同善」 | 野尻武敏 |
「環境倫理学における共同善」 | 高橋広次 |
「体制転換過程とカトリック教会 ――ポーランドの場合――」 | 家本博一 |
第3巻■現代社会とキリスト教社会論 (1998年)
発刊の辞 | 高橋広次 |
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シンポジウム
「現代社会とキリスト教社会論」開催趣旨 | |
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「現代社会とキリスト教社会論 ――ヨハネス・メスナー理解のために――」 | 水波 朗 |
「現代社会におけるキリスト教社会倫理の使命」 | 高橋広次 |
「アダム・ミュラーとケテラー」 | 原田哲史 |
「ケテラーと現代 ――フルダ司教会議報告書『工場労働者のための教会の支援活動』(1869年) 」 | 桜井健吾 |
「キリスト教社会論とキリスト教社会運動 ――キリスト教労働組合の生成と発展をめぐって――」 | 増田正勝 |
「カトリック社会理論の現代的意義 ――出会いとその発展相及び射程について――」 | 山田 秀 |
「「代理出産」のトマス主義応用倫理学的考察」 | 宮川俊行 |
後記 | 高橋広次 |