研究活動 2026-2030年度
第4回公開講演会「「カバンの中、掘りたいなぁ」─モンゴル遊牧民の物質文化と情報戦」
2026年07月21日
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第4回公開講演会「「カバンの中、掘りたいなぁ」─モンゴル遊牧民の物質文化と情報戦」
日 時:2026年7月21日(火) 11:05 ~ 12:45
会 場:南山大学G27教室
主 催:南山大学人類学研究所
プログラム:
11:05-11:10 「趣旨説明」宮脇千絵(人類学研究所)
11:10-12:10 講演「「カバンの中、掘りたいなぁ」─モンゴル遊牧民の物質文化と情報戦」 堀田あゆみ(立命館大学OIC総合研究機構サステイナビリティ学研究センター・客員研究員)
12:10-12:45 質疑応答
事前申し込み不要。当日直接会場にお越しください
*なお本講演会は「⼈間⽂化特殊講義(物質⽂化論)(担当:宮脇千絵)」の一環として行うものである。
趣 旨:
モンゴル遊牧民とモノとの関係性を探るために、一つ屋根の下で寝食を共にしながら行ったフィールドワーク。そこから見えてきたのは、彼らにとって「モノは情報」であり、モノをめぐる情報戦が繰り広げられているという実態である。「モンゴル遊牧民はモノに執着しない」という言説を問い直しつつ、人とモノの関係の多様なあり方について考える機会を提供する。
報 告:
長年モンゴル国において文化人類学的な調査を行なってきた堀田あゆみ氏に、物質文化と情報の観点から講演を行なっていただいた。まずモンゴル国における遊牧民の移動を伴う生活、家畜の重要性、移動式住居であるゲルのしくみなど、今回の講演の背景となる基礎的情報が共有された。そして「モンゴル遊牧民は少ないモノで暮らしている」という従来の言説に対し、ある遊牧民一家の持ち物を悉皆調査したデータが示され、彼らがいかにモノに関心を持っているかが明らかにされた。そして、モノの賃借や譲渡をめぐる人びとの交渉から、彼らにとってモノは移動するもので、かつ情報であることが示された。
「⼈間⽂化特殊講義(物質⽂化論)」の受講生と外部からの参加者あわせて82名の参加があり、質疑応答も活発におこなわれた。(文責:宮脇千絵)
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