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第17回社会倫理研究奨励賞受賞記念講演会
2023年11月25日
社会倫理研究所 第17回社会倫理研究奨励賞受賞記念講演会開催のお知らせ
下記の通り講演会を開催致しますので、ご案内申し上げます。 参加は無料です。 申込は必須ではありませんが、よろしければ事前に受付フォームよりお申し込みください。
日時 | 2023年12月10日(日) 14:00~17:00(13:30受付開始)
14:00 授賞式開始 |
ポスターを見る |
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場所 |
南山大学本部棟3階第3会議室 |
演題 | 私たちがベジタリアンになるべき理由:I. M. ヤング『正義への責任』の視点から |
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報告者 | 石原 諒太(いしはら・りょうた)(京都大学大学院文学研究科博士後期課程/第17回社会倫理研究奨励賞受賞論文著者) |
趣旨 | 第17回社会倫理研究奨励賞を受賞した「モラル・ベジタリアニズムを擁護する新しい論証:I. M. ヤングの責任の社会的つながりモデルに着目して」(『フィルカル:分析哲学と文化をつなぐ』vol.8、no.1、2023年、334-363頁)の著者、石原諒太氏をお招きし、授賞式および受賞記念講演会を執り行います。受賞論文は、「テーマとしてはモラル・ベジタリニズムという特化された小さな領域を扱っているものの、本論文で展開された議論は、そこに留まらず、付随する人間と動物の関係、食の倫理、人間の生き方にまで発展する潜在力を感じさせるものであり、さまざまな形で禁止の倫理を呼びかける急進的な活動に対し、より現実的な文脈において多くの人々の共感を呼び実行可能な「柔らかい倫理」とでも呼び得るような、本来の倫理的あり方を考えさせる」論考(受賞論文講評)であり、石原氏には、その先の展望を含めてお話しいただきます。 |
講演者紹介 | |
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石原 諒太 | |
《略歴》 | 千葉大学文学部卒業。千葉大学大学院人文公共学府博士前期課程修了。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、京都大学大学院文学研究科博士後期課程在籍。 |
《専門領域》 | 死の哲学、動物倫理 |
《主要著書》 | 「モラル・ベジタリアニズムを擁護する新しい論証:I. M. ヤングの責任の社会的つながりモデルに着目して」『フィルカル―分析哲学と文化をつなぐ―』Vol.8 No.1、2023年、334-363頁(受賞論文)。
「死と誕生前の非存在は何が違うのか:対称性問題に対するJ.マクマハンの応答を批判的に検討する」『哲学の門:大学院生研究論集』第5号、2023年、102-115頁。 「J.マクマハンによる二重結果の原理の定式化を批判的に検討する」『哲学の門:大学院生研究論集』第4号、2022年、106-120頁。 |
審査員賞 | 藤原佐和子「日本キリスト教協議会(NCC)加盟教会における女性の按手:エキュメニカルな課題として」(富坂キリスト教センター編『日本におけるキリスト教フェミニスト運動史:1970年代から2022年まで』新教出版社、2023年、152-165頁) |
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選定委員長 | 村本邦子(立命館大学教授) |
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主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 Tel: (052)832-3111(内線3413,3414) Fax: (052)832-3703 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本イベントでは、記録のために録画を行ないます。 |