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第18回社会倫理研究奨励賞受賞記念講演会
2024年11月13日
社会倫理研究所 第18回社会倫理研究奨励賞受賞記念講演会開催のお知らせ
下記の通り講演会を開催致しますので、ご案内申し上げます。 参加は無料です。 申込は必須ではありませんが、よろしければ事前に受付フォームよりお申し込みください。
日時 | 2024年12月7日(土) 14:00~17:00(13:30受付開始)
14:00 授賞式開始 |
ポスターを見る |
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場所 |
南山大学本部棟3階第3会議室 |
演題 | ショックを用いる貧困表象を考える参照項として:範例、アナロジー、道徳・政治・法哲学 |
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報告者 | 木山 幸輔(きやま・こうすけ)(筑波大学人文学部助教/第18回社会倫理研究奨励賞受賞論文著者) |
趣旨 | 第18回社会倫理研究奨励賞を受賞した「ショックを用いる貧困表象の道徳的・政治的悪性に関する一考察:貧困表象への留意のために」(『筑波法政』第91巻、17-40頁、2023年9月、17-40頁)の著者、木山幸輔氏をお招きし、授賞式および受賞記念講演会を執り行います。受賞論文は、「貧困をめぐってショックを用いる表象に私たちが接したときに起きうる認知と主観の動きを丁寧に分析し、叙述し、その表象を問い直す手がかりを、いくつかの範例をとおして示そうと」し、「ある社会倫理を提起するというより、人々がある情報に接したときに、それをすべて受けとめるのでもなく、切り捨てるのでもなく、それがもたらす心の動きを自身が客観的に見つめながら、そこに生み出される倫理的感情を育てる、そのような手続きを見極めようとする」論考(受賞論文講評)であり、木山氏には、その先の展望を含めてお話しいただきます。 |
講演者紹介 | |
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木山 幸輔 | |
《略歴》 | 早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学総合文化研究科国際社会科学専攻修士課程修了。同博士課程単位取得退学。博士(学術)東京大学。日本学術振興会特別研究員PD(同志社大学)等を経て、2024年度現在、筑波大学人文社会系助教、埼玉医科大学医学教育センター、早稲田大学政治経済学部非常勤講師。マサリク大学法学部(チェコ共和国)非常勤講師予定。 |
《専門領域》 | 人権の哲学、開発の倫理学、道徳・政治・法哲学 |
《主要著書》 | 「人権を保障する公正な世界を作るには:「ビジネスと人権」と私たちの力から」『生活保障と税制度の哲学』丸善出版、2024年。
「貧困とどう向き合い、考えていくか?あるコンゴ人医師による提起と政治、思考」『世の中を知る、考える、変えていく: 高校生からの社会科学講義』有斐閣、2023年。 『人権の哲学:基底的価値の探究と現代世界』東京大学出版会、2022年。 "Human Rights Based on Human Dignity: Defence and Elaboration through an Examination of Andrea Sangiovanni's Critique", Journal of Global Studies, 9, 2019. |
審査員賞 | 岡田玖美子「「人格的ケア関係」としての夫婦における親密性と平等性:「フェミニズム正義論」を手がかりとして」(『女性学』第31号、2024年3月、88-105頁) |
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選定委員長 | 宮本太郎(中央大学教授) |
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主催 | 南山大学社会倫理研究所 |
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連絡先 | 南山大学社会倫理研究所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 Tel: (052)832-3111(内線3413,3414) Fax: (052)832-3703 E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp |
*本イベントでは、記録のために録画を行ないます。 |