南山大学人類学博物館

背景

展示室紹介 資料をさわってみよう

展示資料を手に取ることで、見るだけではわからないたくさんの情報を感じていただけます。

では博物館資料はどのように収集されてきたのでしょうか。作った人、使った人、譲った人、買った人、調査した人など、博物館の資料には多くの人々の真剣な思いがつまっています。そのような大切な資料をさわるのですから、いくつかの心構えと準備が必要です。このページでは、そんな「資料をさわるコツ」について説明いたします。

それでは資料にさわってみましょう!

「資料は丁寧に扱うもの」という意識を持ちましょう

資料にさわることを、少しおっかなく感じるかもしれません。しかし、資料取扱いの第一原則は、意外に簡単なことです。それは、慎重に丁寧に資料を扱うということ。これからさわる資料が、「みんな(社会・人々)」にとって大切な財産である、ということを意識することが、何よりも肝心なのです。

腕時計や指輪などははずしておきましょう

何が原因で資料が傷付いたり、損なわれたりするのかは、誰にも予測できません。ですから、危険「かもしれない」こと・ものはあらかじめ取り除いておく必要があります。手につけているアクセサリーや腕時計は外しておきましょう。またポケットの中のペンなど落下の危険があるものもカバンにしまいましょう。

虫めがねになる

資料をさわるときは、両手で一つの資料を持ちましょう。そして、ゆっくり、じっくり観察しましょう。掌を大きく広げてさわって全体の形を感じてみたり、細かな飾りを指の先を細かく動かしてさわってみたり、部分によってさわり方を変えてみましょう。全身を虫めがねにして、目で手で耳で鼻(?!)で一つの資料と向き合ってください。

イメージしてみましょう

どうしてこんなにザラザラしているのかな。どうしてこんな模様が付いているの。誰が何のために作ったものかしら。さわってわかったことを元に、想像をふくらませてみましょう。また、その考えを周りの人に伝えてみるのも良いでしょう。言葉で伝え合って互いに意見を交換すると、一人で考えていた時には気付かなかった新しい見方を発見できます。

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