アメリカ研究センター50年の歩み

南山大学におけるアメリカ研究は、外国語教育や地域研究の展開とともに歩みを重ねてきました。
1960年代に整えられた教育・研究の基盤を背景に、1976年にはアメリカ研究センターが設立されました。以来、センターは講演会、研究会、シンポジウム、学術誌の刊行、資料の収集・提供などを通じて、アメリカ研究の発展に取り組んできました。
本ページでは、アメリカ研究センターの創立50周年を機に、南山大学におけるアメリカ研究の歩みを、主な出来事とともに振り返ります。
1960年代
アメリカ研究・教育の基盤形成
南山大学では、1960年代に外国語学部の設置をはじめ、語学教育を基礎としながら、地域研究や異文化理解、国際社会に関する教育・研究を進める体制が整えられていきました。この時期の教育・研究基盤が、のちのアメリカ研究センター創設につながる土壌となりました。
主な出来事
- 1963年 南山大学 外国語学部(英米科・イスパニア科)設置
1970年代
センターの創立と研究拠点化
1976年、フルブライト委員会のインスティテューショナル・グラントを受け、南山大学アメリカ研究センターが設置されました。設立当初は、岩野一郎先生が「センター主任」としてセンターを統括し、センターは中部地区におけるアメリカ研究の拠点として位置付けられました。その後、1978年からは岩野先生がセンター長を務め、学際的な研究・教育の推進を担うことになります。
主な出来事
- 1976年 アメリカ研究センター設置
- 1976年 岩野一郎先生がセンター主任に就任
- 1978年 岩野一郎先生がセンター長に就任
- 1979年 英文学術雑誌『Nanzan Review of American Studies』 創刊
1980年代〜1990年代
資料整備と学術交流の展開
1980年代から1990年代にかけて、センターは記念セミナーやシンポジウム、アメリカ学会年次大会の開催などを通じて、学術交流の場を広げていきました。また、図書目録の発行などを通じて、研究資料を整備し、アメリカ研究の基盤を支える活動も進められました。
主な出来事
- 1986年 創立10周年記念セミナー開催
- 1986年頃 「南山大学アメリカ研究センター図書目録」発行
- 1991年 アメリカ学会第25回年次大会開催
- 1996年 「南山大学アメリカ研究センター図書目録('85-'94)」発行
- 1996年 創立20周年記念シンポジウム「歴史の中のアメリカ民主主義とその展望」開催
2000年代
大学院教育との接続と国際的な研究交流
2000年代には、大学院国際地域文化研究科の設置を背景に、アメリカ研究は大学院教育や研究指導とも接続しながら展開しました。アメリカ学会年次大会の開催や名古屋アメリカ研究夏期セミナー(NASSS)の実施により、国内外の研究者・大学院生との交流も深まりました。
2006年 Mike Boehm氏(May Lai Peace Park Project)の講演会にて
2007年第一回名古屋アメリカ研究夏季セミナー(NASSS)にて招聘講師とともに
主な出来事
- 2004年 大学院国際地域文化研究科設置
- 2004年 国際地域文化専攻修士課程発足
- 2006年 アメリカ学会第40回年次大会開催
- 2006年 アメリカ研究センター30周年
- 2007年 NASSS2007開催 ※5年連続で毎年テーマを変えて開催
- 2008年 NASSS2008開催
- 2009年 NASSS2009開催
- 2010年 NASSS2010開催
2010年代
若手研究者ネットワークと40周年
2010年代には、NASSSを通じた若手アメリカ研究者のネットワーク形成が進められました。2016年には創立40周年記念シンポジウムが開催され、日本におけるアメリカ研究の歴史・現状・未来を考える機会となりました。
2011年 Laura Hein氏(Northwestern University)講演会にて
2015年 Peter Kuznick氏(American University)の講演会にて
主な出来事
- 2011年 NASSS2011開催
- 2012年 NASSS2007-2011参加者の集い開催「若手アメリカ研究者のネットワーク形成をめざして」
- 2016年 創立40周年記念シンポジウム「日本におけるアメリカ研究の歴史、現状、未来」開催
2026年
50周年、次の半世紀へ
2026年度、南山大学アメリカ研究センターは創立50周年を迎えます。半世紀にわたり積み重ねてきた研究・教育・学術交流の歩みを振り返るとともに、変化し続けるアメリカ社会と国際関係を見つめ、次の時代のアメリカ研究へとつなげていきます。
