POTTER,David M.
専門
私の専門は「政治学」です(主専門比較政治、副専門国際政治、アメリカ政治)。それまで一貫として「開発援助」ODAと「非政府組織」NPO・NGOを中心に研究を行ってきました。特に、日本のODA政策とアジアNGOの発達そして国際社会における政府と市民社会の役割について研究を続けいます。
研究を始めたきっかけ
研究を志したきっかけは高校時代の宮城県での交換留学です。ホームスティ―を通して国際交流の関心を持ち、将来外交官を志すようになりました。その後、大学院の時、開発途上国(今でいうグローバルサウス)の開発課題に関心が着目し、日本のODA政策の研究に取り組みました。そして、日本でフィールドワークをやっている時に、「NGO」が話題になり、ODAとどのような連携ができるか、という点に着目しました。その結果、現在の研究テーマへと発展しました。
研究の学術的意義
「アメリカ研究」から見れば、私の研究テーマ、すなわちODAとNGO、特に日本のODAとアジアのNGOは対象外と思われます。ただし、今でいうODAは戦後トルーマン政権が工夫した対外援助政策から始め、後先進諸国の外交・開発政策として拡張しました。また、世界のNGO・NPOの研究は大きくアメリカのNGOの研究に影響を受けています。従って、私がやっている研究は周辺から見たパクスアメリカナが構築した国際秩序の政策研究だと考えています。
研究の社会的意義
まず、ODA政策は国の予算構成において政策方針が具体策に変わります。つまり、市民から集めた税金をどのように使い、政策のプライオリティーはどの辺にあるかの議論です。特にODAの場合、そこから出る国内外利害関係の調整の問題は国によってどう解決するか、先進国市民の税金と被援助国の開発にどのように影響するかが重要な点だと思います。
NGOの場合、過去30年間広く社会活動をしていますが、それに伴って、政府の社会経済保障の役割が緩和しつつある状態です。こうした状態では、政府の社会保障のあり方、市民社会による社会保障のあり方はどの辺にあるか、官民のバランスをどのように取るかという問題は社会、時代によって異なります。
将来の研究の展望
近年は、アメリカ、カナダへ交換留学を経験したゼミ生との研究活動をきっかけに、NGOの重要な活動分野であるフードバンクに関心を深めました。2022年からはアメリカを中心にフードバンクの調査・研究を発展させていただく予定です。国際協力。社会福祉そして市民社会の役割を多角的な視点から研究し、その成果を教育や社会に環元することを目指しています。
代表著書
研究者紹介
